◆2021年の抱負など◆
明けない夜はないのですよ~!
クリスマスキャロルってお話がある。欲深いスクルージさんが三人の聖人に導かれてクリスマスに改心するというありがたーい宗教話なんだけど、みんなは知ってるかな?
てか、正月になんでクリスマスやねん!
と思ったそこのあなた、どうもすみません。
いやね、お正月を代表する物語ってないなあ、と、元旦早々考えてたわけよ。クリスマスにはこういうのがあるのに、お正月を代表する物語ってないよなあ……。誰かそういうの、作ってくれませんかね。
それはともかく、みなさま明けましておめでとうございます!
とまあそんな感じで、いよいよ2021年ですよ!
それではさっそく、今年の抱負からいってみよー!
これだッ!!
今年の抱負
なに? 意味わかんない。
まあそうでしょう。でも待って。今から説明するから。
とにかく、明けない夜はないわけで、
たとえ一夜、はいぜんと降りしきる雪の夜みたいなひどい一年だったとしても(←かっこいい表現だと思ってる)
明けたらそこには茜色の朝焼けがまっているに違いないと、(←詩的な表現だと思ってる)
そう長年生きてる私は思うわけです(←なにもおもいつかなかった)
……え? よけいなギャグでなにも入ってこない?
すみません……。
つまり、景気のあとには不景気が、逆に不景気のあとはがっつり好景気が来ると思うわけです。
ならば、今年はそのための準備をしっかりしておき、そのうえで、明けた朝には全力で駆けだしたい、
そういう意味なんですね。
もちろん、変わってしまった世界に対応する用意はちゃんとしなくちゃならない。
イベントでは密になりすぎないように注意しなくちゃならないし、より進化したネット社会にも対応していかなくちゃならない。それでも、エンタメはなくならないし、人はやっぱり人生を愉しむために生きるものだと思う。
ちなみに、恒例の社員むけ具体案を4つ。
■その1.多種のIPを創出しよう
■その2.新規アニメのCFを準備しよう
■その3.PCは一部ネット専売へ
■その4.ライブやイベントは積極的に
あと、20周年の大団円を迎えたKeyは、新たなメインストリームを発表し、これからも走りつづける決意をしっかり示していこう。
■去年をふりかえる
さて、今年のコンテンツに行く前に、去年をふりかえってみよう。
去年の方針については コノ前回のブログを見ていただければわかると思う。
みなさんに予告したコンテンツはこんな↓感じだった。
それぞれきちんとお届けができたと思う。
とまあこんな感じで、やれることはやりきった感じ。
中でも、『pranetarian 雪圏球』や『クドわふたー 劇場アニメ版』など、クラウドファンディングでご協力していただいたみなさんには、本当に心からお礼を申し上げたい。
私もすごく心配しつつファンディングに臨んだし、それが成立してからもコンテンツをきちんとお届けするまで、ずっと気がかりでならなかった。だって、あれだけのご支援をいただいておいて、いいかげんな作品になったら、申しわけないでは済まされないからね。
だからすごく気を使ったし、一生懸命でもあった。
それがなんとか良いご評判をいただいて、心からホッとしているんだよ。本当にありがとう。
ビジュアルアーツはこれからも夢と感動に溢れるコンテンツをお届けしてまいりたいと思います。
(ただ、実イベントはご存じの通り延期になってしまった。本当に申しわけないけど、なにとぞご容赦願いたい)
イベントと言えば、年末恒例のコミケも出来なかった。その代わりに、ビジュアルアーツ冬フェスみたいに、代替のネットイベントをちゃんとご用意できたのは、良かったと思うんだ。
とはいえ、私も、みんなに逢えないのはぶっちゃけとっても寂しい。
けど……うん、夜明けはもうすぐだ!
■今年はこれをやる
んで、今年のことに話題を移そう。
冒頭で触れたように、今年は明ける夜明けを目指して『走る』。
というわけで、こんな感じでいきたい。
ビジュアルノベル | キネティックノベル系3タイトル Key新作発表 |
アニメーション | サマポケ激しく調整中 Key関連アニメ 完全新作アニメ |
ソーシャルゲーム | 偽りのアリス Heaven Burns Red(ヘブン バーンズ レッド) |
イベント | 音楽ライブ コミケ |
中にはまだ早いんじゃないかと心配する人もいるけど、夜明けを信じて走り出すのは今しかない。
コンテンツをつくり、イベントやライブで盛り上げ、お祭りをやって、そして大きなムーブメントにしながら育てていく。その過程でたくさんの人が知り合い、意見を交換して記憶になって歴史になる。そんな、これまでと同じような活動を信じて、今年は動き出そうと思うんだな。
で、詳細は以下↓↓↓
いやー嬉しいなあ。みなさんのおかげですよ。本当にありがとう。
みなさんに愛された『Summer Pockets』がいろんな展開を見せている中、やはりウチのIP(世界観やキャラクターで創られたコンテンツ)はすべからくビジュアルノベルから生まれてきてるよね。
つまり、ウチにとっては「物語」がすべての基本にあって、そこからいろんなメディア展開がうまれるわけなんだ。
というわけで、この流れは止めてはならないし、むしろガンガンやっていきたい。
今年はまずはこの二つだけど、他にもいくつかの企画を同時に進行させているんだよ。
あと……。
去年、予告していたキネティックノベル大賞がついに復活した!
これは、小説家になろうさんや、pixivさん、ドワンゴさんにもご協力をいただいて、次の時代のクリエイター・アーティストを発掘し、新しいコンテンツを創り出す動きなんだけど、もちろん今後も定期的にやっていくつもりなんだ。
第一回の入賞者発表ももうすぐあるし、書籍化はもちろんのこと、キネティックノベルやアニメにと、いろんな展開をしていきたいね。
それと、そろそろKeyの新作も発表したいよね。
現在いろんなアイデアや、世界観を話し合ったりしてるけど、きっとみんなを驚かせる内容になると思うよ。
なんと言ってもサマポケの次回作、うんとタノシミにしていてね!
いつの間にやら、アニメは日本を代表する文化になったし、ビジュアルアーツにとっても、
重要なコンテンツになった。
てなわけで、今年もかなりたくさんの案件を抱えて連日会議やってますよ。
最近はどれもがパートナーのいる協業案件だから、ここで私が勝手に発表するわけにいかないものばかりだけど、今年中にはそのいくつかが発表になると思う。
ソシャゲに関しては、ビジュアルノベルの業界からも続々と参入が相次いでる。
中には、そういうブランドはキライだ。というなかなか建設的なご意見もあるし、そのニュアンスというか、物語やキャラクターを愛するゆえの、それが第一義ではないソシャゲに対する嫌悪感もよくわかる。
だけど、ウチとしてはそういうものを大切にしつつ、いやむしろ、そういうものを大切にしないと、これからのソシャゲはやっていけないと、物語やキャラクターに重点を置いた内容になっているので、ぜひ一度は中身を見て、ご判断を願いたい。
あとは、コイツだな↓
いや、マジで早く公開してほしいなあ。
私自身、早くやりこみたいよ~
さて、去年のことは忘れよう。
といっても、なにも不謹慎を気取るわけじゃあないんだ。
冒頭言ったように、人間は外に出て、なにかと出会うのが人生なんだ。それがネット時代になって、こんな世界になったとしても、やっぱりナニかを期待せずにはいられない。
だとしたら、それに応じたナニかを考えるのは、われわれエンタメ業界の責任だと思うんだな。
ね、みんなスゴイよね。
どう考えても赤字でしかないでしょ、と思いながら、やっぱいろんな会場さんやアーティストさんや業者さんがおられる中、ユーザーさんの笑顔を信じて、しっかり実行されているのを見ると、すごく尊敬してしまう。
私としても、やれることを今のうちにしっかり準備して、結果はどうあれ走り出したいと思う。
いくつものハードルはあるけれど、KSL的な音楽ライブにしても、コミケなんかの実イベントにしても、
ビジュアルアーツに出来ることを、今年はやっていきたいと思ってるんだ。
さて、ここまで駆け足で紹介してきたわけだけど、その他にも予定していることがいくつかある。
たとえば音楽に関しては、新しい才能を発掘してアルバムを作る予定だし、これまでの楽曲は配信を世界に向けて準備していたりする。
あるいは世界戦略ではいくつかのタイトルを多言語化が進行していて、中文版『Summer Pockets』や英語版『Rewrite』なんかがかなり完成に近づいている。
一方、オリジナルで文芸書を出す予定があったりして、それも新しい試みなので期待してもらいたい。
とにかく今年もビジュアルアーツは目いっぱい走るから、みんな、ヨロシクね~
補記1
そういえば、耳で聴くコンテンツにはまだ開拓の余地があると、「意識高い系漫才師」の人が言っていた。たしかに通勤や通学のときには、ゲームじゃないもっと気楽なものを楽しみたいかもしれない。とはいえ、Audibleみたいに、本1冊について10時間以上かかるのはちょっぴり長すぎるかも。
補記2
ならば、二時間とか、せいぜい三時間程度のドラマCDをつくって、amazonMUSUICかAUDIO.JPで販売するのはどうだろう。作画なしにファンタジー世界やキャラクターを描くのに難があるなら、キャラ紹介やその他詳細な資料は、WEBで無料公開すればよい。
補記3
いずれにせよ、ネットで手軽に手に入れ、盛り上がったら実イベントに行く、というのがこれからも日本のコンテンツ産業を支えるだろう。人生しょせんは暇つぶし。しかしそれをどう愉しむかが、人間ゆえの生きる目的なのだ。
補記4
例によって、E-product系(大人向け)のお話は、また別のところで。ここにも新たな動きはあるが、公式ではあえて割愛させていただきたい。協業を意識すると、いろいろと気を使うのである。
(文責:VISUAL ARTS/vavaしゃちょー)
https://twitter.com/vavasyatyou/