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◆2020年の抱負など◆

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みなさま、あけましておめでとうございます!ビジュアルアーツのvavaしゃちょーです。今年はせっかく公式ページもできたんだからと、なんとここで発表させられちゃいました!いやー私はアキバBlogさん好きなんだけどなあ。それはともかく、始まりましたビジュアルアーツ、今年もうんっとがんばるぞ~~!


 
年はいよいよオリンピックイヤーなわけですが、このオリンピックにはその昔、芸術部門があったこと、みなさんはご存じですか?
 
(なんと、かつてオリンピックの正式種目の一つに”芸術競技”があった!!)
(オリンピック「芸術競技」の金メダル作品を鑑賞しよう)
 
いやー驚きましたね!
 
考えてみれば、芸術や技術作品なんてのも、人類の技を競うというオリンピックの基本コンセプトには、うまくマッチしていると思うんだけど、なんというか、やはりと言うか、開催国が半分以上受賞したりしてそのため審査が客観的でないとか、恣意的になってるんじゃないかとかの批判があって、いつしか参考出品程度にまで成り下がってるらしい。
 
思うに、別に恣意的でも問題ないじゃんね。開催国特権みたいなもんでしょうよ(笑)
 
でも、もしも今回のTOKYO2020にそれが残ってたとしたら、きっとアニメ作品がいくつも受賞していたんじゃないかな?いやー残念でならない……。
 
てなことで、改めまして、みなさま、あけましておめでとうございます!
 

企業の公式ページで年始のコラムを発表するのはまあ代表なんだから当たり前としてもさあ、それならばと、公式らしく固い感じの文章をオーダーされるのかと思ったら、「今まで通りでお願いします!」だってさ(笑)なんだよそれならアキバBLOGさんでいんじゃんよ。ホントにいいんですかい?じゃあやっちまいますぜ?

 
というわけで、今年もぼちぼち始めるとしよう。
まずは年始お約束の今年の抱負から!!!これだ!どんっ!!
 

今年の抱負

 

IPとはIntellectual Propertyの略で、訳すと「知的財産」。現代では世界観やキャラクターで創られたコンテンツのことを差す。平たく言えば、映画やゲームやアニメだな。われわれIPデベロッパーは何年もかけて創り、それを愛してくれるファンのために何年もかけて展開していくもんなんだ

 
みなさんご存じの通り、われわれビジュアルアーツは今まで『CLANNAD』や『Angel Beats!』『planetarian』『Summer Pockets』といった素晴らしいコンテンツを世に送りだし(自画自賛)、結果的にそれにのっかってゲームやアニメやライツ(版権ビジネス)、音楽ライブやイベント事業、さらには世界化と、長きにわたるビジネスを展開してきたわけだ。
 
しかし、とにかく今はスピードが求められる時代。素晴らしいコンテンツが奔流のように生み出され通り過ぎていく今の世の中では、わがビジュアルアーツもさすがにスピードアップが求められてきた。そこで、いかにクオリティーを維持したまま、ひとつでも多くのコンテンツを素早く生み出し、それを多角的に頒布できるか、が重要な課題と言えるんだ。
 
そこで、今年は次の4つをその具体策として、今まで以上に力を入れて取り組んでいきたいと思う。
 


■その1 協業化
■その2 人材確保
■その3 公募復活
■その4 プロセスの効率化


 
なに?こむずかしいって?
 
はいはい、わかってますよ。
いやね、せっかく公式でやるもんだから、一応社長くさいことも言いたくなったのよ。
もちろん、ここはさくっと先に進もう。
 
まあひとつだけ言及するとすれば、
公募の復活=以前やったキネティックノベル大賞を形を変えて、てことかな。
 
ノベル系のコンテンツは無料公開サイトの影響もあって作家も多く隆盛なんだけど、意外に書籍化や作品化の道が細かったり、アニメ化まではハードルが高かったりする。
音楽も優秀なクリエイターが多いわりには、世に出ていく道が限られているんだよね。
 
イラストレーターはソシャゲやpixivの影響でさすがにいくらでも道はあるんだけど、コンテンツに昇華するには誰かの手助けがいるんじゃないかな? なので、そのあたりをしっかりと道筋をつけていきたいのだ。
 

このHarmoniaは第一回のキネティックノベル大賞の応募作品から当社コンテンツになった作品だ。Steamでの英語版PCゲームを起点として、その後日本語版も発売された

 

■今年のビジュアルアーツコンテンツ(全年齢&ユーザー向け)

 
さて、それでは今年のコンテンツについて、詳しく話していこう。
まずはこの表をご覧あれ↓
 

サマポケ サマポケRB発売 SS書籍化 英語版リリース
アニメ化調整中
アニメ 雪圏球 クドわふ 他TVアニメ
ビジュアルノベル キネティックノベル他
ソシャゲ Heaven Burns Red 偽りのアリス
+E-product系コンテンツ
音楽・イベント関係 KSL2020は4月末 character1(検討中)
音楽サイトの準備

 
これらを協業も視野に、できるだけ速く多く進行していきたいと思っているんだな。
 

1.サマポケ関連

 
PCゲームは今もKeyの中心的コンテンツだ。
そして最新作である本作品は、より完成度と物語世界の広がりを求めて『Summer Pockets REFLECTION BLUE』を発売する。
 

むろん無印がRFへとステップアップすることは、現行のコンシューマ版やSteam版にも関係してくる。すでに購入いただいた方々にはきちんとした施策をとり、影響は最小限にしていきたいと考えている

 
基本は新キャラ、日常シーン追加にともなう、普通のゲームなら1本分にも及ぶシナリオの追加なんだけど、主題歌や音楽、CGの新規化などもあって、より高い完成度の作品を目指してるんだよ。
 
次に公式サイトで連載していたSS(サブストーリー集)
 
大好評のうちに昨年すべてが公開されたわけだけど、これにもファンが評価をしてくれていて、書籍化などの要望もあるようなので、可能なら出版していきたい。
いや、マジでまだなにも決まってないので出版社さんご協力くださいな。(ダメなら仕方ないので自分でやるしかないか)
 

SS読んだけど、みんな文章うまいなあ。よけいな描写がなくて、それでいてちゃんと状況が伝わるもんな。ぶっちゃけ私が書いた文章なんて、なんか説明くさくなってちっとも生き生きとしない。魁センセイに弟子入りしようかな。

 
そして英語版。
 
このサマポケは日本での評判があんまりにもいいからか、世界のみなさんからも母国語への翻訳を要望されているんだ。
中でも英語版は、すでに協力企業のおかげで翻訳が完成していて、あとはSteamさんのokを待つばかり。
今のところレイティングで多少の苦労はしているけど、早晩公開されると思う。
 
それと、中文版の要望や翻訳協業も多くて、同じくCLANNAD中文版の評判もめちゃくちゃいいし、サマポケも速く多言語化していきたいよね。
 
あと、アニメに関してもKeyにご理解いただける企業さんにアプローチカードしつつ、動いているところなので、もうすぐいいお知らせができるかもしれないんだ。
 

2.アニメーション

 
にしても、最近の日本アニメって凄くないですか?
 
とにかくコミックやラノベ、ゲームが世界観の発信元になって、そこからさらにアニメ制作会社や監督さんが才能鋭く演出し、キャラクターたちに新たな命を吹き込んでいく。
このコンボが強烈で、もはや世界の誰にも真似できないものになってると思いません?
 
もちろん、われわれビジュアルアーツの面々も、このセカイの片隅で、われわれにしか出来ない物語を紡いでいきたいと、いろいろ頑張っているんだよ。
 
まずは昨年アスミックエースさん主催による
【planetarian 15周年】雪圏球(スノーグローブ)OVA化プロジェクトから。
 
2020年1月6日現在で4800万円を超える資金が集まり、見事成功、次は5000万のストレッチゴールを目標としているんだ。
 

業界人にしかわからないネタなんだけど、このPVってあのバカザバッカさんが作ってくれたんだよ。と言ってもわからないだろうけどw、映画界じゃ超有名なPVの制作会社さんで、ここがPV作ってくれた映画はヒット間違いなし、なんだそうだ。さすがはアスミックさんだね!

 
ファンディングプロジェクトの成功に対してまずはみなさんにお礼を申し上げます。
 
アニメは多大の資金が必要で、クラウドファンディングでの成功は制作陣に大きな励みになるし、モチベーションもあがる。なにより、しっかりした資金の調達はアニメの品質を保証することができるよね
 
アニメ劇場での公開をストレッチにする、しないで少々揉めたりもしたけど、必ずやみなさんの納得いくゴールを設定して、きっちり喜んでもらうようにするよ。
 
んで、お次は『劇場アニメ クドわふたー』
 
こちらはまだかまだかとお待ちいただいている中、監督さんの交代やらで時間もかかってご心配もいただきつつ、現在はようやくコンテのチェックも終わり、まさに鋭意製作中なのだ。
 

あの名作『Little Busters!』のスピンオフ作品として2010年にリリースされたこの作品がこうして劇場公開アニメとして再生することは感無量だ。PC版発売の深夜に、秋葉原でたくさんのユーザーと一緒に発売イベントができたことは、今でも忘れられない思い出。

 
この作品はリトバスの世界観とスピンオフでありつつも、アニメ単体として見ても、きちんと理解できる作品にしたいと思っている。
必ずやいい作品にするので、どうか待っててね!
 
おっと、それから……
 
例のアイツが手がける情報未公開の作品については、今年ようやく発表になると思うのでよろしく!
 

これもPCゲームで発売され、コンシューマやソシャゲにもなり、アニプレックスさんでアニメ化もされた作品。ちなみに現在はSekai Projectさんの協力で英語化のクラウドファンディングが成功し、Steamでの発売を待っているところだ

 

3.ビジュアルノベル

 
ところで、昨年、私が受けたインタビューでこんなのがあったっけ。
 

知らないうちにヤフーニュースにもなったおかげで、どうせ誰も知らないだろうと思ってたら、意外に見られてて驚いた(笑)しかも自分じゃうんざりだと思ってた昔話に意外な反応があったりして、わかんないもんだよね

 
この中で私はビジュアルノベルを作り続ける理由として、そこでしか味わえないプレイ感があるからだと答えた。
このことはビジュアルノベルが結果的にコアなファンを生むことにもつながるんだけど、俯瞰でしか見れない映画やアニメと違って、自分の時間と世界をそこに構築できるビジュアルノベル系コンテンツってのは、他のコンテンツでは代えがたい、大きな感情移入と感動を与えてくれるんだよね。
 
とまあ、そういうわけで、ビジュアルアーツは今年もビジュアルノベルを創りますよ。
それも複数のキネティックノベルをアニメ化や今後の展開を見据えて製作していきたい。
 
これも今年からは協業や公募など、間口を広くするとともに、シリーズ化や連作など、幅広い展開をしていきたい。
 

いやさ、これってご存じ魁センセが文章を、イラストは桐野霞さんが担当されて2008年一迅社文庫より刊行されたライトノベルなんだけど、私はぜひキネティックノベル化してほしいんだよね。……え?まだ完結してない?んじゃ、みんなで魁センセを生暖かく応援しようぜ

 

4.ソーシャルゲーム

 
さて、今のゲームの主流といっても過言ではないソシャゲなんだけど、KeyがGREE(WFS)さんとの協業で望む
『Heaven Burns Red』が昨年末ついにティザーサイトを公開した。
中身については制作発表会を楽しみにしてもらうとして、これは両社ともに大きな期待と尽力をしている最強のタイトルだから、サービスインまでにはちょっぴり長い闘いにはなりそう。
麻枝准×やなぎなぎ 他で贈る新曲の定期公開もありつつ、これからも情報は出していくので、どうか注視しておいてほしい。
 
さらに、社内のteamAecaが制作する
偽りのアリス -放置世界と未熟な少女-』は絶賛サービス中だ。
 

これって私もソシャゲを理解するために…ここんとこ間違えないように…あえて1ユーザーとしてやってるんだけど、課金するのが初めて楽しい(言うて微課金だけどね)。放置してる間に勝手にレベルあがったり、サーバー変えて別人になったりで、結構やりがいあります。攻略サイトもなかなか便利

 
それなりに評判も良くて、DLも20万人を超えて絶好調だから長く続けていけそう。
 

年末の108連微課金しちゃいました、てへ。それまであんまりがちゃ引いてなかったので、キャラ手に入ってほくほくです。

 
あとはこのタイトルの成功で放置系RPGの良さがわかったので、次にはE-product系の作品にもリーチしていきたいと思ってるんだ。
ブラウザ操作技術のある、腕のいい会社さんと組んでいきたいね。
 

5.音楽イベント

 
突然ですが、今年の4月29日にKSL2020を開催したいと思います。
 

そういえば去年は紅白にあのLiSAちんが出場したよね。彼女のデビュー曲が『Angel Beats!』のガルデモ曲だったことはみなさん周知のとおり。いやー長生きはするもんだ(笑)

 
去年2019年はオーケストラコンサートをアイムビレッジさんのご協力で開催させていただいた関係で、KSLはやらなかった。さすがにあの国内最高のサントリーホールは聞きごたえがあったけど、またそろそろにぎやかでノリのいいライブもやりたくなってきたと思わない?
 
前回のKey古典曲を中心にやったKSL2018から2年、新作のサマポケ関連曲や、その他にもいいのが出そろってきたので、今回は「夏の予感」をテーマに、もちろんみんなが好きな曲も取り混ぜて、大いに盛り上がりたい!今からいろんな仕掛けを考えるのが実にタノシミだ。
 
こちらも、チケットや開催情報なんかは公式WEBを注意しておいてね。
 

6.その他

 
最後に、昨年末のコミックマーケット97には、たくさんのご来場をいただき、ありがとうございました!
今回は慣れない青海展示棟での開催、しかも4日間開催ということで、一時はどうなることやらとスタッフ一同心配してたんだけど、蓋を開けてみれば例年にも増しての大賑わい、いやもう嬉しい誤算だったよ。
 
↑のインタビューでもあったけど、みんなの顔を実際に見て、話しができる機会なんてそうないからね。私の数少ない幸せな時間でもある。みんな元気そうでなによりだった!
 

んで、お約束の1枚wwwとその他、現地のようす。今回はイベントもいっぱいあって、Keyの生放送もやっちゃいました。それにしても、二日目の朝の混乱はいただけなかったなあ。あのおかげで、しばらく平常運転に戻れなかったし、結果的にずいぶんと長時間並んでいただくことになってしまった…。実に申しわけなく、お詫びするとともに、次は同じ轍(てつ)を踏まないよう、なにか考えたいと思います……

 
それから。
1999年6月の『Kanon』発売を起点にしたKey20周年は2020年5月末まで続いている。いろんな企業さんとのコラボは今年も予定しているし、その終わりごろには、ちょっぴり楽しみなご報告もできると思うんだ。乞うご期待!
 
というわけで、今年も始まりました2020年!オリンピックもあるしみんなも楽しみな一年だと思う。ビジュアルアーツもめいっぱい、みなさんを愉しませるつもりだから、どうぞヨロシクね!
 


 

補記1

今年は諸般の事情でE-product系の話は別にアキバblogさんで担当が行うらしい。年末のvisualstyle誌を見てくれた人はもうわかってるだろうが、どのブランドさんも元気だし、注目作も目白押しだから、そちらも併せてよろしく願いたい。

 

補記2

サーバーサービスは、ゆえあって今回のコラムからは省いた。すすめてはいるものの、ソシャゲの好調が影響して逆に急遽そちらにリソースを割かれてしまったのが実情である。限られた戦力で戦わなければならないのが、中小企業の辛いところだ。

 

補記3

というわけで、今回は公式WEBでの公開となったが、是非やいかに。すこしでも多くのユーザーに見てもらいたいのが本音なので、やはり元のアキバblogさんがいいとか、もっとふさわしい場所があるなら、柔軟にご意見は承りたい。転載もご自由に。

 


 
(文責:VISUAL ARTS/vavaしゃちょー)
https://twitter.com/vavasyatyou/
 

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/ Profile

株式会社ビジュアルアーツ / 代表取締役
VISUAL ARTS / Key 代表

馬場 隆博 Takahiro Baba